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   出口王仁三郎が記述する自転倒島(おのころ島)

 出口王仁三郎は『霊界物語』(八幡書店)で、地球を中心とする宇宙の源は「日本」(自転倒島)であること、宇宙を造られるときの竜体としてのお姿が日本列島であること、日本から生み出された最初の星巌(宇宙に散らばる星々)がエルサレムのシオン山に秘められていること、地球の統治はエルサレムにおいて行われていたこと、、、を示しています。

 以下は「おのころ嶋」に関わる部分の引用です。


【鮮かな金色をした一つの円柱】(『霊界物語』第一輯霊主体従 第一巻第三篇第20章)

 茫々たる宇宙の渾沌たる中に、どこともなしに一つの球い凝塊ができるのが見える。

 それは丁度毬のやうな形で、周辺には一杯に泥水が漂うてゐる。見るまにその球い凝塊は膨大して、宇宙全体に拡がるかと思はれた。やがて眼もとどかぬ拡がりに到達したが、球形の真中には、鮮かな金色をした一つの円柱が立つてゐた。
 円柱はしばらくすると、自然に左旋運動をはじめる。周辺に漂ふ泥は、円柱の回転につれて渦巻を描いてゐた。その渦巻は次第に外周へ向けて、大きな輪が拡がつていつた。はじめは緩やかに直立して回転してゐた円柱は、その速度を加へきたるにつれ、次第に傾斜の度を増しながら、視角に触れぬやうな速さで、回転しはじめた。


【無数の光のない黒い星辰(ほし)と太陽】(『霊界物語』第一輯霊主体従 第一巻第三篇第20章)

 すると、大きな円い球の中より、暗黒色の小塊体が振り放たるるやうにポツポツと飛びだして、宇宙全体に散乱する。観ればそれが無数の光のない黒い星辰と化つて、或ひは近く、或ひは遠く位置を占めて左旋するやうに見える。後方に太陽が輝きはじめるとともに、それらの諸星は皆一斉に輝きだした。


【最初に現はれたる星巌〜顕国(うつしくに)の御玉】(『霊界物語』第一輯霊主体従 第一巻第五篇第37章)

 天の安河の源に参上りたまうた。この山の水上にはシオンの霊山が雲表高く聳えてゐる。 
 シオンの山の頂には広き高原があつて、この高原の中央に、高さ五十間幅五十間の方形の極めて堅固なる岩石が据ゑられてある。これは国常立尊が天の御柱黄金の柱となつて星辰を生み出し給ひしとき、最初に現はれたる星巌である。神業祈念のために最初の一個を地上にとどめ、これを地上の国魂の守護と定めて今まで秘めおかれたのである。
 一見するところ此の円き星巌は地球に酷似してゐる。
此の玉は、表側は紫色にして、中心には赤、白、青の三つの宝玉が深く包まれてゐるのを外部から透見することができる。これを顕国の御玉と称え奉る。


【エルサレムとシオン山】(『霊界物語』第六輯海洋万里 第三十五巻第一篇第1章 言の架橋)

 昔の聖地エルサレムの附近、現代の地中海が、大洪水以前にはモウ少しく東方に展開してゐた。さうしてシオン山といふ霊山をもつて地中海を両分し、東を竜宮海といつたのである。今日の地理学上の地名よりみれば、よほど位置が変はつてゐる。神代におけるエルサレムは小亜細亜の土耳古の東方にあり、アーメニヤと南北相対してゐた。
 またヨルダン河はメソポタミヤの西南を流れ、今日の地理学上からはユウフラテス河といふのがそれであつた。新約聖書に表はれたるヨルダン河とは別物である。さうしてヨルダン河の注ぐ死海もまた別物たることはいふまでもない。今日の地理学上の波斯湾が古代の死海であつた。しかしながら世界の大洪水、大震災によつて、海が山となり、山が海となり、あるひは湖水の一部が決潰して入江となつた所も沢山あるから、神代の物語は今日の地図より見れば、多少変つた点があるのは已むを得ぬのである。


【自転倒島と日本列島】(『霊界物語』第一輯霊主体従 第一巻第三篇第21章)

 この日本国土の形状をなしてゐる竜の形は、元の大国常立尊が、竜体を現じて地上の泥海を造り固めてゐられた時のお姿同様であつて、その長さも、幅も、寸法において何ら変りはない。それゆゑ日本国は、地球の艮に位置して神聖犯すべからざる土地なのである。もと黄金の円柱が、宇宙の真中に立つてゐた位置も日本国であつたが、それが、東北から、西南に向けて倒れた。この島を自転倒嶋といふのは、自ら転げてできた島といふ意味である
 この島が四方に海を環らしたのは、神聖なる神の御息み所とするためなのである。さうしてこの日本の土地全体は、すべて大神の御肉体である。ここにおいて自転倒嶋と、他の国土とを区別し、立別けておかれた。


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