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  メモ書き 〜 『秀真伝』(八幡書店刊、鳥居礼編著)上巻PP365-366 の記述

【メルマガ平成19年5月30日 第60号「天照大神降臨伝説」より】

回5月3日に西の島に行ったときの私の関心は、この伝説はいつの出来事か、におかれていました。

 西ノ島の天照大神降臨伝説は、『秀真伝』の下の記述(今から171万年前の出来事)の延長にあるものとして私は捉えています。

 天照神は、宮城県の今は失われている日高見国で豊受神より「天の道の奥義」を学ばれていましたが、全て学びきれていなかったので、最後の学びを京都府の宮津の宮(天之橋立付近)でなされました。

 天照神は171万年前、豊受神より天の道の奥義を伝授を受けた後、西ノ島に渡られたのでしょう。

 西ノ島の天照大神降臨伝説は、実にリアルな記録です。

 島前の西ノ島(隠岐の島)は、天照神が「道の奥義」を究めるために渡らなければならないところだった、と見るべきでしょう。

(※)東北を「道の奥」というのは、「天の道の奥義」に由来するでしょう。
宮城県の今は失われている日高見国と京都府の宮津の宮
(天之橋立付近)の関わりはとても深いものがあります。
日本三景の内の二つが密接に結びつくんですね。
日本三景とは、宮城県の松島・京都府の天之橋立・広島県の厳島です。

の出来事の約10万年後に天照神の岩戸隠れと白人・胡久美の乱に端を発する六ハタレと魔軍の動乱が起きます。

 
 境港周辺は、水木しげる氏に代表される「ゲゲゲのキタロウ!」に魔軍伝承の片鱗をみることができるでしょう。
 同じように魔軍伝承の片鱗は岩手県の遠野にも見ることができるかもしれませんね。


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  『秀真伝』(八幡書店刊、鳥居礼編著)上巻PP365-366 の記述
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 天照神の御世も浦安く豊かに治まり、約8万年経た129万301年に、宮津の宮より急の使者が天照神のもとに遣わされました。豊受神がお隠れになられるとの知らせに、天照神は急ぎ真名井に行幸されます。ときに豊受神は天照神に、
「むかし日高見のヤマテの宮で道奥の全てを伝授できなかったので、ここで待っていたのだ」
とお話になり、天の道の奥義を天照神にお授けになりました。
「諸神たちもしかと聞け。君というものは幾世までも、臣民の御親なのであるぞ。これは国常立尊の畏くも尊い御教えである」
 と仰せられ、洞を閉ざしてお隠れあそばしたのでした。その洞の上に朝日の宮を建立し、天照神は懇ろに、豊受神の御魂をお祭になられました。

(※)宮津の宮・・・・  京都府宮津市大垣の籠神社。
 奥宮の地・真名井ヶ原は、天照皇大神が丹後国与謝郡に鎮座の砌、豊受神が御饌を奉供した霊跡であると伝えられる。
 しかし、多くの文献にその地は、切戸文殊堂(智恩寺)の境域にあったと記されている。
朝日の宮・・・  京都府加佐郡河守上村字天田内の元伊勢外宮のこと

 そののち天照神は原見山(富士山)の安国の宮にお帰りなろうとされたのですが、豊受神を失った民が不安のあまり天照神の御テグルマを引き止めるので、不憫に思われた天照神は、しばらく御親ら細矛千足の国山陰地方のこと〜大祓祝詞の底之国のこと)の政治を聞し召されたのでした。豊受神ご崩御の知らせを使者より受けた向津姫(瀬織津姫)は、日高見の八十杵尊にその悲報をお告げになり、日高見の地に豊受神を祭らせました。典侍の持子と内侍の早子、そして御下の味子姫の3名は、速々に真名井の原に向かい、朝日の宮にて豊受神のおそばにお仕えしました。そのときに、天照神は細矛千足の国山陰地方のこと〜大祓祝詞の底之国のこと)にご巡狩され政事の道をお定めになり、国を治めになりました。のち、八十杵尊の弟君である神狭日命を、益人に任命し、また下の弟の兵主命と胡久美を補佐役に任じられました。持子、早子、味子の北の局を宮津の宮に留め置き、原見山の安国の宮にお帰りなろうと、去年よりお側にお仕えしていた、素戔嗚尊と天道根命とともにご出立されたのです。


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●「無意識」とは、日本にあっては「神の世」の記憶の総体です。

 過去が現在であり未来です。
 ですので、未来の事は、過去形で記述されてしかるべきものです。


 『人生秘中の奥義書』とはこういう旅行と勉強の積み重ねの結果、書くことができるようになったものです。
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