5度の岩戸閉め ・岩戸開き ・建替え建直し 月の光 > 聖地 探訪ノート
  一.天智彦命の思兼神について
     5.「その1」〜「その4」までの整理 

 ここまでをふり返ってみると、
改訂版 ひふみ神示』(岡本天明著)発行元(株)コスモ・テン・パブリケーション、発売元、太陽出版(東京都文京区)がいうようにイロが原因で世の中が乱れていったのがわかる。
「  神界の乱れイロからぢゃと申してあろう。男女の道正されん限り、世界はちっともよくはならんぞ。今の世のさま見て、早う改心、結構いたしくれよ。和は力ぞ。」(下巻p131)

論点として.。                                      
@稚姫岐美神が「思兼た」のはどちらか。          
『秀真伝』の天智彦命なのか、
それとも『三鏡』の素戔鳴尊なのか。

A稚姫岐美の神は結婚されたのかどうか。         
 『秀真伝』の天智彦命と結婚されたのか、
それとも『三鏡』がいうように玉津島名神で独身で神上がられたのか。

B素戔鳴尊のエロ関係の相手は誰なのか。        
『秀真伝』が伝える天照神の北の局の早子(八岐大蛇)なのか、
それとも『三鏡』がいう稚姫君命なのか。

 私に与えられた書物と文書、あちこちに残る神社のあり方等を総合して考えると、論理矛盾しているように見える『秀真伝』と『三鏡』の記述は、違った角度から見ると同じような事柄を表現を違えて記述したもののように思えてならない。
  ここで、一つの疑問がある。その疑問というのは、なぜ思兼神は天岩戸開きと伝えられる事柄を指導できたのか、別言すると、どうして天照神の処遇のあり方を決める事ができたのか。思兼尊は『記紀』では高皇産霊の御子と伝えられているが霊的因縁はどのようなものなのか。こういう疑問だ。
  まだ確信を持って主張できる段階に来ている考え方ではないのだが、この疑問に答える視点を
改訂版 ひふみ神示』(岡本天明著)発行元(株)コスモ・テン・パブリケーション、発売元、太陽出版(東京都文京区)
は、提供してくれているように思える。
「      絶対の御力を発揮し給ふ、ナギ・ナミ両神が、天ヶ下を治らす御役目を命じられてお生みなされた尊き御神であるぞ。素盞鳴の命にも二通りあるぞ、一神で生み給へる御神と、夫婦呼吸合わせて生み給へる御神と二通りあるぞ、間違えてはならんことぞ。 」(下巻p216)
  私は、思兼命(=天智彦命)が那岐那美両神が呼吸を合わせてお生みになられた「素盞鳴(口篇に鳥)」尊ではないかと考えている。ただ、「神人」として現れてくるときに『記紀』が伝えるように高皇産霊尊の御子の思兼命(天智彦命)と現れたのではないか。次のページで図解してみる。


          
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