駒形根神社(里宮)【2】神社に掲載されている由緒書き|宮城県

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宮城県栗原市栗駒沼倉字一の宮7
 ⇒ こちらが栗駒山の山頂にある嶽宮です。

神社に掲載されている由緒書き

神社に掲載されている由緒書き

駒形根神社(里宮)の由緒書
宮城県指定無形民族文化財
駒形根神社の巡幸神事

 古来、東奥鎮護の一の宮として栗駒山頂に奥宮を、沼倉一の宮に里宮を祀る。
 日本武尊東征の折、大日孁尊外六柱の主神に祈願創建。日宮と称し延喜式神名帳に登載。 東奥186邑の総鎮守。後、桓武天皇延暦年間、
坂上田村麿東征祈願、大勝を得て駒形根大明神の大額奉献。清和天皇貞観元年(849)勅使恵美朝臣下向。 正一位勅宣を賜わる。
 降って、元文5年(1740)総代千葉孫左衛門上洛。
寛保3年(1743)桜町天皇御宣命拝受。以後、祭礼には御宣命奉持の行列を模して神輿(みこし)渡御を行い。 明和3年(1766)神道管領吉田家御下渡祭式の法により、勅使下向の故事を偲び、ご巡幸の諸式が定まって今日に至る。
 ご巡幸の供奉割は氏子の家系によって定まり、忌事をもつ家は参加しない定めである。  行列は陣笠騎馬に続いて、稚児、乙女、弓、幡、矛、麻裃古人緒役に警護され、神輿・ご宣命を中心とする大行列が一日中、古式豊かにいかめしく練り歩くのである。

 平成7年8月25日宮城県指定無形民族文化財(風俗慣習)に指定された。

   平成7年9月
 栗駒町教育委員会
 (財)宮城県文化財保護協会
駒形根神社(里宮)の日宮