記録に残しておきたいメモ書き
参考資料
イザナギノミコトは、
「わたしは、とても汚く穢(けが)れた醜(みにく)い国へ行ってしまったので、みそぎ(禊ぎ)をしなければならない。」
とおっしゃって、九州の日向(ひゅうが=現在の宮崎県北部)の「橘の小門の阿波岐原(たちばなのおどのあはきはら)」にお出ましになり、みそぎをなさいました。
その時に、身につけていたもの(杖・帯・袋・衣服・袴・冠・腕輪)を投げ捨てする時に十二柱の神々が出現しました。
とおっしゃられて、海の真ん中で身体(からだ)をお洗いになった時に、五柱の神々と六柱の神々がお生まれになりました。
「わたしは、とても汚く穢(けが)れた醜(みにく)い国へ行ってしまったので、みそぎ(禊ぎ)をしなければならない。」
とおっしゃって、九州の日向(ひゅうが=現在の宮崎県北部)の「橘の小門の阿波岐原(たちばなのおどのあはきはら)」にお出ましになり、みそぎをなさいました。
その時に、身につけていたもの(杖・帯・袋・衣服・袴・冠・腕輪)を投げ捨てする時に十二柱の神々が出現しました。
どの部位 | 神の名前と説明 |
代表的な場所 |
投げ捨てた杖から生まれた神 |
衝立船戸神(ツキタツフナドノカミ) 禍の侵入を防ぐ神 |
代表的な場所 日先神社(茨城県土浦市右籾2202) |
投げ捨てた帯から生まれた神 |
道之長乳歯神(ミチノナガチハノカミ) 道中の安全を守護する神 |
代表的な場所 |
投げ捨てた裳(モ〜腰から下に着た服)から生まれた神 |
時量師神(トキハカシノカミ) 時置師神(トキオカシノカミ)と記述されている場合もある。 |
代表的な場所 |
投げ捨てた衣から生まれた神 |
和豆良比能宇斯能神(ワズライノウシノカミ)。 煩いを遠ざける神 |
代表的な場所 |
投げ捨てた袴から生まれた神 |
道俣神(チマタノカミ)。 巷(チマタ 道が分かれるところ 衢・岐とも)を守護する神 |
代表的な場所 |
投げ捨てた冠から生まれた神 |
飽咋之宇斯能神(アキグイノウシノカミ)。 穢れを祓う神 |
代表的な場所 |
左手首に巻いた玉飾りから生まれた神 |
奥疎神(オキザカルノカミ) 〜沖合いの海を司る神 奥津那芸佐毘古神(オキツナギサビコノカミ) 〜渚を司る神 奥津甲斐辨羅 神 ( おきつかひべら )(オキツカヒヘラノカミ) 〜渚から沖合いまでの間の海を司る神 |
徳島県阿南市伊島の当所神社 千葉県成田市の熊野神社(千葉県成田市宝田1333) 富山県富山市の杉原神社(富山県富山市婦中町浜子3197) |
右手首に巻いた玉飾りから生まれた神 |
辺疎神(ヘザカルノカミ) 〜沖合いの海を司る神 辺津那芸佐毘古神(ヘツナギサビコノカミ) 〜渚を司る神 辺津甲斐弁羅神(ヘツカイベラノカミ) 〜渚から沖合いまでの間の海を司る神 |
代表的な神社 |
そして、イザナギノミコトは、
「上流の方は水の流れが速く、下流はおそい。」とおっしゃられて、海の真ん中で身体(からだ)をお洗いになった時に、五柱の神々と六柱の神々がお生まれになりました。
どの部位 | 神の名前と説明 |
代表的な場所 |
黄泉国で身体に付着した穢れから生まれた神 |
八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ) 〜多くの禍をもたらす神 大禍津日神(オオマガツヒノカミ) 〜大きな禍をもたらす神 |
福岡市の警固神社(福岡市中央区天神2丁目2-20) 早吸日女神社( 大分県大分市大字佐賀関3329番地) |
黄泉国で身体に付着した穢れを祓ったことで生まれた神 |
神直毘神(カムナオビノカミ) 大直毘神(オオナオビノカミ) 伊豆能売神(イズノメノカミ) 〜穢れを祓う神 |
福岡市の警固神社(福岡市中央区天神2丁目2-20) |
どの部位 | 神の名前と説明 |
代表的な場所 |
黄泉国で身体に付着した穢れを川の底で祓ったときに生まれた神 |
底津綿津見神(ソコツワタツミノカミ) 〜海路を守護する神 海人の部族の統括をしていた部族である阿曇連(アズミノムラジ)の祖先神 |
志賀海神社 (福岡市東区志賀島877) |
黄泉国で身体に付着した穢れを川の底で祓ったときに生まれた神 |
底筒之男命(ソコヅツノヲノミコト) 〜海路を守護する神 住吉神社の祭神 |
住吉大社 (大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9−89) |
黄泉国で身体に付着した穢れを川の中流で祓ったときに生まれた神 |
中津綿津見神(ナカツワタツミノカミ) 〜海路を守護する神 海人の部族の統括をしていた部族である阿曇連(アズミノムラジ)の祖先神 |
志賀海神社 (福岡市東区志賀島877) |
黄泉国で身体に付着した穢れを川の中流で祓ったときに生まれた神 |
中筒之男命(ナカヅツノヲノミコト) 〜海路を守護する神 住吉神社の祭神 |
住吉大社 (大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9−89) |
黄泉国で身体に付着した穢れを川の表面で祓ったときに生まれた神 |
上津綿津見神(ウワツワタツミノカミ) 〜海路を守護する神 海人の部族の統括をしていた部族である阿曇連(アズミノムラジ)の祖先神 |
志賀海神社 (福岡市東区志賀島877) |
黄泉国で身体に付着した穢れを川の表面で祓ったときに生まれた神 |
上筒之男命(ウワヅツノヲノミコト) 〜海路を守護する神 住吉神社の祭神 |
住吉大社 (大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9−89) |
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