5度の岩戸閉め ・岩戸開き ・建替え建直し 月の光 > 聖地 日本の神社
 月の光〔Home〕>聖地日本の神社>伊邪那岐尊と伊邪那美尊の国生み水蛭子・淡島
淡島神社(阿南市) 蛭子(ひるこ)神社はこちら
電話 goo地図 ・ マピオン地図
徳島県阿南市畭町                  平成13(2001)年8月16日(木曜日)の参拝
                              小論「おのころ島と水蛭子(ひるこ)淡島について」はこちら
  神社のトップページ

阿南市畭町の淡島神社



撮影:平成13(2001)年8月16日(木曜日)

ご祭神 未調査

紹介文献を目にしていないが、私は水蛭子(ひるこ)・淡島の本宮の位置にある神社と捉えている。



 伊邪那岐尊と伊邪那美尊が国生みする前は、和歌山県の友が島(沖の島・神島・虎島・地ノ島の4島の総称)が「おのころ島」だった〜これは私の捉え方です。

 それがある事情のため伊邪那岐尊と伊邪那美尊が国生みのとき、淡路島の属島である沼島が「おのころ島」となって現れてしまいました。

 友が島と沼島の現実の距離が、引退余儀なきにいたった国常立尊の国土(宇宙)の「何か」を表現していそうです。その「何か」が何であるかまだはっきりと捉えきるところまできていません。

 しかし、この友が島と沼島の距離があるため、水蛭子と淡島が生れざるを得なかった可能性がある、といえるかもしれない箇所です。


 水蛭子・淡島について、 『新版ひふみ神示』第六巻日月の巻第二八帖では、次のように伝えています。
  「 おのころの国成り、この国におりましてあめとの御柱見立て給ひき。茲に伊邪那岐命伊邪那美命島生み給ひき。初めに水蛭子(ひるこ)淡島(あわしま)生み給ひき。この御子国のうちにかくれ給ひければ、次にのりごちてのち生み給える御子・・・」
 つまり、水蛭子(ひるこ)・淡島を生み上げた後、水蛭子(ひるこ)・淡島に「かくれて」、それ以降の島生みを行ったと伝えています。

 では、那岐那美両神が水蛭子・淡島のうちに「かくれ」るとはどういう場面のことをイメージすればいいのでしょう。

 那岐那美両神の原初的風景を「言葉」で説明することは不可能ですが、イメージとしてならお伝えすることが出来そうです。
 『ひふみ神示』は「神の名」とは「神のお働き」のことだとしていますので、この考えに基づいて、伊邪那岐尊と伊邪那美尊という名で行うべき「お働き」は「分離-分割」と「凝固ー統合」だろうとなんとなく思っていました。伊邪那岐尊が「分離ー分割」のお働きで、伊邪那美尊が「凝固ー統合」のお働きです。しかし、なぜそのように言えるかについては根拠がありません。なんとなく思うのです。

 国常立大神引退後の宇宙は「くらげなすただよえる」状態でどう手をつけていいか皆目検討つかない状態でした。「くらげなすただよえる」状態の宇宙をまずはひとまず凝固(伊邪那美尊のお働き)させなければ、「つくりかため」なすこと事態が不可能だったのかもしれません。
 伊邪那美大神は、伊邪那岐大神をさしおいて最初に声を発してはいけないことぐらい百も承知です。そして、そのことは伊邪那岐大神も十分すぎるくらい知っておられました。

 しかし、国常立大神が退忍後の宇宙は「くらげなすただよえる」状態で掴みどころをえません。

 これらの事情を胎の底にしっかりと呑込んで伊邪那美大神から言葉を発しました。
 この伊邪那美大神(凝固ー統合)のお言葉によって「くらげなすただよえる」宇宙の凝固が始まりました。その凝固し始めた宇宙に向かって伊邪那岐大神(分離ー分割)のお言葉がかけられました。分離し各部署に「神の名」(お働き)を授けていくご活動が始まったのです。

 しかし、伊邪那美大神(統合)のお言葉から始めたためうまくいかなかった、と伝えられています。これは、那岐那美両大神にとっても、推測できる範囲内のことです。

 このうまくいかなかった成果を水蛭子(ひるこ)・淡島としました。
 「くらげなすただよえる」状態だった大宇宙が、現在の大宇宙になった瞬間です。

 私は上のような見方をします。

 われわれの太陽系銀河やそのほか多くの銀河や星雲が、水蛭子(ひるこ)・淡島そのもです。「くらげなすただよえる」状態の宇宙は、伊邪那美大神(凝固ー統合)が最初に声を発し、次に伊邪那岐大神(分離ー分割)が声を発し、ようやく、水蛭子(ひるこ)・淡島という形までもってくることが出来たのです。

 伊邪那岐大神の「分離ー分割」のお働きがありますので、分割は最低2つです。水蛭子(ひるこ)だけでは「分離ー分割」の理屈にあいません。水蛭子(ひるこ)と淡島でなければなりません。

 
 こうして、「くらげなすただよえる」状態だった宇宙は、水蛭子(ひるこ)・淡島という現在の大宇宙の形をとることが出来るようになりました。こういう状態を踏まえて 『新版ひふみ神示』第六巻日月の巻第二八帖では
 「水蛭子(ひるこ)淡島(あわしま)生み給ひき。この御子国のうちにかくれ給ひければ 」
 と伝えてくれているのだろうと思います。

 ここの部分は、大宇宙に対する感覚がなければ直感しにくい、そう思います。

 あるいは、量子物理学の「波動」と「粒子」を神話に重ねて捉える訓練をしないと直感しにくい部分だと思います。
 「波動」が水蛭子に相当し、「粒子」が淡島に相当していると思います。


 では、いったい水蛭子(ひるこ)と淡島というのはいったいどういうものをイメージしたらよいのか、という疑問が当然でてきます。

 私も神事(かみごと)に関わって、事あるごとに考えをめぐらせていました。水蛭子(ひるこ)や淡島の地名をみると足を伸ばしていました。

 この淡島神社のある徳島県阿南市もその中の一つでした。この淡島神社(徳島県阿南市)の特徴は神社の周辺に水蛭子(ひるこ)神社が多くあることにあります。


 平成13年8月16日、徳島県阿南市の水蛭子神社の参拝をし、淡島神社の神前の前に立ってみて、水蛭子(ひるこ)は男性の精子に例えることができ、淡島は女性の卵子に例えることができる事を知りました。こういう直感やイメージが降りてくるのです。
 

 精子(水蛭子)と卵子(淡島)は、人がある年齢に達すると常に体外の流しだされるものです。
 そして、時が来て、子宮の中で、一つの卵子に一つの精子が出会うことによって受精し新たな生命がめばえます。


 徳島県阿南市畭町周辺の水蛭子神社と淡島神社の周辺図をまずご覧下さい。





 男性が先なので精子(水蛭子)が先に表現されます。そして次に女性の卵子(淡島)と表現されます。
 一つの卵子に無数の精子が向かうので、上の地図に示されているように淡島神社の周辺に多数の蛭子神社が配置されます。
 そして、受精し子供が誕生する。
 津峯神社の祭神のお働きに寿命に関わるお働きがありますので、こういうことを暗示しているようにみえます。


    このことは、 『新版ひふみ神示』において、

       ○(れい)に『ゝ』(てん)入れる、   

          と表現されていることそのものです。

     (注)○(れい )→ 卵子(淡島) 、 『ゝ』(てん) → 精子(水蛭子) 


 人体において、精子と卵子の結合が新しい生命を生み出すというこの形は、実は宇宙においても銀河の衝突という形で実際に起こっており、2つの銀河の結合によって新しい銀河が誕生している形になって現れています。ここも宇宙物理学が近年突き止めた科学的事実です。


 こう見てきますと、存在するもの全てが水蛭子(ひるこ)と淡島の属性を持っていると理解することができるでしょう。


 水蛭子神社と淡島神社がおかれている徳島県阿南市畭町周辺は、私の理解するところでは女性の子宮(四宮)の胎盤の位置に相当します。


 那岐那美両神の島生みは、おそらくこの地で暖められたのです。


 宇宙に話が飛び、人体の話になり、日本の一地域である徳島県阿南市の淡島神社周辺の話になったり、とても忙しいのですが、詳しくは「水蛭子(ひるこ)・淡島について」で語る予定です。


このページのトップに戻る




All Right Reserved (C) 月の光
tukinohikari@msn.com