熊野速玉大社【2】神社に掲載されている由緒書き|和歌山県

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和歌山県新宮市新宮1番地( マピオンによる広域地図
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神社に掲載されている由緒書き

神社に掲載されている由緒書き

由緒の画像
 熊野速玉大社は、悠久の彼方、熊野信仰の原点、神倉山の霊石ゴトビキ岩(天ノ磐盾)をご神体とする自然崇拝を源として、この天ノ磐盾に降臨せられた熊野三神(熊野速玉大神・熊野夫須美大神・家津美御子大神)を景行天皇58年の御代(西暦128年)初めて瑞々しい神殿を建ててお迎えしたことに創始いたします。
 我々の祖先は、美し国熊野に坐します。この真新しい新宮(にいみや)に大自然の恵みを献じて神々を斎き祀り、感謝と畏敬の心を込めて祈りを捧げながら、最も神社、神道の特色ともいうべき清め払いを実践してまいりました。このように原始信仰から神社神道へと信仰の形を整えていった厳儀を、未来永劫にわたり顕彰し続ける精神をもって「新宮(しんぐう)」と号するゆえんであります。この尊称は、まさに熊野速玉大社が天地(あめつち)を経典とする自然信仰の中から誕生した悠久の歴史を有する証といえるでしょう。
 中世熊野御幸は140度を仰ぎ、第46代孝謙天皇より「日本第一大霊験所」の勅額を賜り、また1200点を数える国宝古神宝類が奉納され、全国に祀る熊野神社の総本宮として厚い信仰を集めております。
 また境内には熊野信仰の象徴たる「ナギの大樹」が繁り、熊野神宝館や熊野詣を物語る「熊野御幸碑」などがあります。