天之岩戸開きのさいの八坂瓊曲玉を作られた玉祖命を祀る玉祖神社
参拝履歴
第一回目の訪問日:平成17(2005)年8月7日(日)
天之岩戸開きのさいの八坂瓊曲玉を作られた玉祖命を祀る玉祖神社
玉祖神社の御祭神は天照大神が天岩戸に隠れた時に三種の神器の一つである八坂瓊曲玉を造った玉祖命で、天孫降臨の際にはこれに従い、のちに周防国に移り住み、 中国地方を統治して、この地で没したという。
当社の創祀は玉祖命が亡くなった地に社殿を造営して祀ったのが始まりとされ、神社の北約500mの場所には玉祖命の墓所と伝えられる「玉の岩屋」がある。
また、景行天皇・仲哀天皇・神功皇后が西征にあたり戦勝祈願をしたとされ、この時に景行天皇から奉納された宝剣が今も神宝として伝わって いるなどその由緒は古い。
ちなみに「一之宮」という言葉が文献上に初めて表されたのは、この玉祖神社であり、今昔物語集に
「今ハ昔。周防ノ国ノ一ノ宮ニ玉祖ノ大明神ト申ス神在マス」
とあるのが挙げられ、一之宮について語られる時、必ずといっていいほど引かれる例である。
玉祖神社の拝殿と本殿
ご祭神
玉祖命〔別名〕櫛明玉命・羽明玉命・豊玉命・玉屋命
もう一座には、
天鏡尊、天日神尊とし、鏡を御霊代として日神と仰奉る天照大神という説、
あるいは玉祖命の母神とする説がある。
(※)神主土屋家文書や防長風土注進案による。
玉祖神社の由緒書
玉祖神社にいる日本鶏「黒柏発祥の地」碑と「黒柏」
玉祖神社の地図
Copyright (C) 2002-2014 「月の光」成田亨 All Rights Reserved.
お問合せはこちらのメールフォームからお願いします。※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。