舟橋の黒龍神社(くろたつ)【3】文献に掲載されている由緒書き|福井県

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文献に掲載されている由緒書き

『全国神社名鑑』(史学センター)に掲載されている由緒書き

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 黒龍神社は、往古日本古来の四大明神の一社として、東の常陸国には鹿島大明神、南に紀伊国には熊野大権現、西の安芸国には厳島大明神があり、北の越前国の当地には黒龍大明神として、竜神を御勧請、日本の国家鎮護と黒瀬川(九頭龍)の守護神として創祀された古社である。
 村名のいわれは黒竜川の川辺にあり、また黒竜宮が鎮座していた故か黒竜村といわれていたが、天正年間、柴田勝家が舟四十八艘により、舟橋を架橋して後、今の舟橋となった。
 黒竜神社の、宮地をその後今の、福井市足羽山麓毛矢の森に移遷されたが、当社には創始以来の、黒龍大明神の御神霊が鎮座ましましている。度重なる戦乱、一向一揆等による兵火また水禍により、社廟の衰頽もあったが 近郷の総社として、舟橋、高木、高柳、寺前、灯明寺、舟橋新、稲多等七カ村の住民氏子(五百四拾余戸)の崇敬の中心であった。
 当社は福井市舟橋二字龍ノ割に鎮座していたが、天保、明治、昭和の水禍河川改修等により川欠となり、現在の地に遷座し、年々歳々祭祀を厳修してきた。現在氏子戸数三百余戸広大無辺の御神徳を敬仰している。