全国総本社の貴船神社(きぶね)【2】神社に掲載されている由緒書き|京都府

マピオン地図
京都府京都市左京区鞍馬貴船町180( マピオンによる広域地図
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神社に掲載されている由緒書き

神社に掲載されている由緒書き

貴船神社の由緒書き

 由 緒

 御祭神は高龗神(たかおかみのかみ)。水の供給を司る神。
 創建年代は明かでないが、第十八代反正天皇の御世に奥宮の水の湧き出すところに社殿を建てたという御鎮座伝説がある古社。
 対岸鞍馬山の鞍馬寺は、平安初期の延暦15年(796年)藤原伊勢人が貴船明神の夢のお告げで建立したと諸書に出ているので、その当時すでに貴船の神は大きな力を具えていたことがうかがえる。
 永承元年(1046年)7月の水害で奥宮が被災、天喜3年(1055年)4月この地に本社を移築した。
 京都に都が開かれて当社は国の重要な神社となり、事ある毎に勅使(天皇のお遣い)が差し向けられた。特に当社には、日照りの時には黒馬を、長雨の時には白馬を献じて「雨乞い」「雨止み」の祈願がこめられた。「その数数百度に及ぶ」とある。
 平安時代の勅願社22社の一社で、延喜式名神大社。
 庶民の崇敬も篤く全国に2000社を数える分社がある。
 古くは「貴布禰」と記したが「黄船」「木生嶺」「気生根」などの表記も見られる。>
 明治4年官幣中社となり、以後「貴船」の表記で統一された。