麻賀多神社(台方)【2】神社に掲載されている由緒書き|千葉県

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千葉県成田市台方
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神社に掲載されている由緒書き

神社に掲載されている由緒書き

由緒書き
御祭神 和久産巣日神(稚産霊命)
(伊勢外宮豊受大神の親神)
(伊勢内宮天照大神 妹神)
(香取神宮経津主大神 弟神)

 神代のその昔、日本の国が豊葦原の瑞穂の国と稱された時代がありました。当時の神でいわば我が国の初めのころの神とも云へましょう天照大神の妹神になります産業を司どる神として生まれました。此の地方は二千年の昔から麻の産地で麻縣とも云われた時代がありました。当時麻は織物類の原料として貴重なものでありました。朝廷の身に着ける衣はこの土地から献上されていたとのことです。其のため神様の御紋は特別に麻の葉になったと云うことであります。昭和の今日でも初着には麻の葉の「がら」又婚礼・棟上・地鎮祭等お祝ひにはかならず麻を用いるのは此の神様の象徴で二千年の昔から現在まで、づっと続いて居ります今から一千七百年余前(応神天皇)のころ伊都許利命が印旛の国造(地方長官)に任命され、この地方の開発につくされました時に夢の中で洞木の下の地中に玉(勾玉)あり掘り出して和久産巣日の神を祭れとのお告があり勾玉を掘り出して御鏡と共に霊代として併せて祭り麻賀多の大神として崇め奉りましたこのお社は国幣社で勅使の往来があり印旛湖畔に建つ大鳥居(一の鳥居)は約一仟二百年前(桓武天皇)のころ勅使大伴家持の寄進によるものとされて居ります。この地方には古くから人が住み周囲が海であったことから昔この地方を神津(神のミナト)といわれておりました。現在の本殿(大宮殿)は元禄九年の再建にて神楽と共に市文化財になって居ります。