気比神宮(けひ)【2】神社に掲載されている由緒書き|福井県

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福井県敦賀市曙町11-68( マピオンによる広域地図
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神社に掲載されている由緒書き

神社に掲載されている由緒書き

氣比神宮の由緒書

   祭神七座
      伊奢沙別命(いざさわわけのみこと)
      仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
      神宮皇后(じんぐうこうごう)
      日本武尊(やまとたけるのみこと)
      応神天皇(おうじんてんのう)
      玉妃命(たまひめのみこと)
      武内宿禰命(たけうちのすくねのみこと)

 主祭神の伊奢沙別命(いざさわわけのみこと)は通称氣比の大神として2000年有余の昔当地に鎮座になりました。大宝2年(702年)の御造営時に他の神々を合わせ祀り、祭神七座の格式は言う迄もなく越前之国一の宮・北陸道総鎮守と崇められる元の官幣大社であります。時恰も平成14年、御祭神合祀1300年式念祭が盛大に斎行されました。
 境内に式内摂社・角鹿(つぬが)神社があります。「敦賀」の地名発祥の神社でもあります。当神宮と敦賀は古い歴史と伝統を守りながら時代を共にしてきました。
 9月に見る豪華絢爛の絵巻さながら、市民参加の敦賀まつり(氣比祭)が之を象徴しています。また6月の御田植祭と牛腸(ごちょう)祭・7月の総参祭(そうのまいり)は、いずれも御祭神ゆかりの特殊神事として注目されています。仏教との関係も深く遊行上人のお砂持神事。旧跡は明らかでないが神宮寺は日本最古と記されている氣比神宮寺。最澄(伝教大師)・空海(弘法大師)が求法の祈誓をかけて大行を修したと伝える聖地があります。その他芭蕉が「奥の細道」に北陸の勝を探り氣比社参。正保2年(1645年)神領地・佐渡の国、鳥居が原にて伐採の榁樹(むろのき)1本で両柱を建立。芸術性に秀でた天下無双の大華表、有栖川宮威仁親王染筆にかかる篇額が爽やかに光を放つ。
 古くより国家鎮護の大社として、悠久の歴史に育まれた「日本のこころ」が御参詣の皆さまの心を潤すことを願って已みません。

 平成18年3月吉辰
 氣比神宮宮司謹記