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マピオン地図
福井県大野市箱ケ瀬(広域地図はこちら
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九頭龍湖周辺の神社を取り上げる前に九頭龍に関連する神社・・


善知鳥神社(青森県青森市)
能生白山神社(新潟県糸魚川市)関山神社(新潟県妙高市)九頭龍社(長野県長野市)
神奈川県箱根芦ノ湖畔にある九頭龍神社(本宮)神奈川県箱根神社境内地にある九頭龍神社(新宮)
三井寺の九頭龍(滋賀県大津市)

九頭龍湖周辺の神社・・

 立山に祀られている椋杵命(伊邪那岐尊の弟)の娘・持子は九頭龍の転生であった。
 神代の時代、九頭龍の転生であった持子は天照神との間にある男子を産んだ。
 神代が崩壊していくときに九頭龍や高龗神(たかおかみのかみ)は決定打ともいえる役割を果たしているらしい。
 ところが、九頭龍湖あるいは九頭龍川という地名がある福井県おいて、九頭龍が、長野県の戸隠九頭龍社や神奈川県の箱根九頭龍神社のように鮮明に語られることがない。
 なぜだろうか?
 詳しくは「 福井県の九頭龍(九頭竜) 」で考えているので、ここでは九頭龍湖周辺の神社を紹介します。

【九頭龍湖周辺の神社】   神明神社 旧鎮座跡穴馬神社白馬洞熊野神社

【九頭龍川周辺の関連神社】   平泉寺 白山神社黒龍神社(くろたつ)毛谷黒龍神社

白馬洞の伝承 

龍宮城の入り口に行った男

 龍宮城の入り口に行った男からの引用です。

►昔、穴馬の箱ガ瀬に住んでいた七左衛門が、近くの鍾乳洞に入り迷ってしまった。
 あちこちさ迷いながら七日目になって、大きな縦穴の前で乙姫様と出会った。
 「これから先は竜宮城の入り口なので入ってはいけない。帰りなさい。」
 と云うので
 「龍宮城だと言う証拠を見せてくれ」
 と云うと
 「この石を持って帰って、谷の水につけて見よ」
 と大きな石を手渡して、帰り道を教えてくれた。
 どうにか持って帰り、家の近くの谷川につけて見ると、谷の水はまたたくまに海水になった。
 今でも、その谷の水は塩辛く(塩水谷)と言う。

►箱ガ瀬の七左衛門が、鍾乳洞に入って迷ってしまった。
 七日目に乙姫様と出会い助けてもらい
 「これからは、竜宮城の入り口なので入ってはいけない。」
 と云われた。
 それ以来、鍾乳洞の中に石を投げると大雨が降り、何か欲しい物の名前を書いて、落として置くと、翌朝、穴の入り口に置いてあった。

►箱ガ瀬の七左衛門が白馬洞の探検に出かけた。
 たいまつ30本用意し、何日か迷って、後1本になった時、突然目の前に灯りが見えた。見渡すとあたり1面は美しい花が咲き乱れ、良い香りに包まれ、果物がいっぱい、見たこともない建物があった。しばらく歩くと、谷川のほとりで洗濯をしていた美しい女のひとに出会った。
 ・・・・
 「ここは何処ですか?」
 訪ねると
 「ここは人間の来る所ではありません。早く帰りなさい!」
 ・・・・
 「帰るだけのたいまつが、もうありません・・・」
 と云うと
 「これは、夜光石と云って、暗い所で輝くので、たいまつの代わりに、道を照らして帰りなさい・・・」
 たいまつの代わりに夜光石を頼りに家に帰った。
 その石は今でも道案内してくれる。

白馬洞から出た白馬は有名だが・・

 和泉村の伝説 民話 Vからの引用です。

 白馬の足跡 (下山)
 下山のいきじまと云う所に白馬の足跡があったが、道路工事で破壊された。
 白馬洞から出た白馬の話は有名だが、実は、その馬は、下山の馬谷(まだに)から出て白馬洞に入ったのである。
  (柳町庄泉)

 下山をマピオン広域地図で確認、こちら

【地図】九頭龍湖周辺

【地図】九頭龍湖周辺

【拡大地図】九頭龍湖中央の北側にある白馬洞

【地図】九頭龍湖北側にある白馬洞

白馬洞の歴史・・

 竜宮城の入り口に行った男からの引用です。

  ↓一番よくまとめてあると思います。

 白馬洞の歴史

 穴馬伝説の発祥の地、穴馬村の地名のいわれの地であり、長く村の観光の一翼をになって来た鍾乳洞(白馬洞)が、落盤などの危険性があるとの理由で閉抗になった。
 白馬洞は子馬巣谷とも言い、石灰岩は古生代三億五千万年前のゴドランド層に属し、この近くから三葉虫、珊瑚の化石が発掘されている。岩壁には、ウミユリ、海シダ、貝の化石が付着し、太古、海中であったことを示唆している。
 古くから土地の人にとっては、神聖な穴として白馬伝承を生み、龍宮城伝説を生んできた。
昔の実施調査によると、洞穴の奥まで114メートルあり、中程で支道があり、支道の奥行36メートル、洞内には、万幕洞、なき竜、るり廊、宝柱、オーロラ、天窓洞、巨牛、口龍宮、犬走り、龍宮舞台、龍宮中橋、龍宮奥橋、龍宮奥殿と名前がついている。洞穴の下部では地下水に達し、深さは測ることが出来ない。
 古代より信仰、産業、文化面で村に寄与してきた白馬洞も今後は貴重な学術資料として、保存されるべきである。

 ↑以上が竜宮城の入り口に行った男からの引用でした。