ヨハネの黙示録 |「月の光」

黙示録の構成

1. 緒章(1章)
2. 七つの教会へのメッセージ(2章-3章)
3. 神の玉座 天における礼拝と小羊の登場(4章-5章)
4. 子羊が七つの封印を開封する(6章-8章5節)
1. 第一の封印:白い馬。勝利の上に更に勝利を得ようとして出て行く(6:1-2)
2. 第二の封印:火のように赤い馬。戦争をもたらす(6:3-4)
3. 第三の封印:黒い馬。飢饉をもたらす(6:5-6)
4. 第四の封印:青ざめた馬。死をもたらす(6:7-8)
5. 第五の封印:殉教者が血の復讐を求める(6:9-11)
6. 第六の封印:地震と天災(6:12-17)
(1) 神の刻印を押されたイスラエルの子ら(7:1-8)
(2) 大患難を通り、子羊の血で洗った白い衣を着た大群衆(7:9-17)
7. 第七の封印:しばらく沈黙があり、祈りがささげられる(8:1-5)
(1) 第一のラッパ:血の混じった雹と火。地上の三分の一、木々の三分の一、すべての青草が焼ける (8:6-7)
(2) 第二のラッパ:火で燃えているような大きな山。海の三分の一が血になり、海の生物の三分の一が死ぬ (8:8-9)
(3) 第三のラッパ:「にがよもぎ」という星が落ちて、川の三分の一が苦くなり、人が死ぬ (8:10-11)
(※)1986年4月26日1時23分チェルノブイリ原子力発電所事故。
(4) 第四のラッパ:太陽、月、星の三分の一が暗くなる(8:12-13)。
また、見ていると、一羽の鷲が空高く飛びながら大声で言うのが聞こえた。
「不幸だ、不幸だ、不幸だ、地上に住む者たち。なお三人の天使が吹こうとしているラッパの響きの故に」
(※)鷲を国章にしているのは、古くはローマ帝国。現在では、ドイツ、アメリカ合衆国、ロシア連邦、エジプトなどが国章として使っている。
(5) 第五のラッパ(第一の災い):一つの星が天から地上へ落ちてくるのが見えた。この星に、底なしの淵に通じる穴を開く鍵が与えられ、それが底なしの淵の穴を開くと、大きなかまどから出るような煙が穴から立ち上り、太陽も空も穴からの煙のために暗くなった。そして、煙の中からいなごの群れが地上に出てきた。いなごが額に神の刻印がない人を5ヶ月苦しめる(9:1-12)
(6) 1. 第六のラッパ(第二の災い):ユーフラテスのほとりにつながれた四人の天使が人間の三分の一を殺した。生き残った人間は相変わらず悪霊、金、銀、銅、石の偶像を拝んだ(9:13-21)
(※)2006年12月30日、イラクのサッダーム・フセイン元大統領の死刑が、バグダードで執行された。
(※)アラブの春。
2010年から2012年にかけてアラブ世界において発生した、前例にない大規模反政府デモを主とした騒乱の総称である。
(1)2010年12月18日に始まったチュニジアのジャスミン革命から、アラブ世界に波及した。
(2)2011年10月21日 リビア国民評議会、カダフィ大佐の死亡を発表。
(3)エジプト ジャスミン革命。チュニジアのジャスミン革命に触発され、2011年1月25日より大規模な反政府デモが発生した。
(4)バッシャール・アル=アサド大統領率いるバース党による一党独裁が続くシリア・アラブ共和国では、2011年4月15日に大規模な民主化要求運動が発生、治安当局と参加者との衝突で、首都ダマスカスではデモ隊約20人ほどが負傷したとロイター通信が報じた。
2. 「もはや時がない。第七の天使がラッパを吹くとき、神の秘められた計画が成就する。それは、神が御自分の僕である預言者たちに良い知らせとして告げられたとおりである。」
 天使に渡された小さな巻物を食べた。腹には苦いが、口には甘い(10:1-11)
異邦人が42か月の間、聖なる都を踏みにじるであろう。
二人の証人が1260日の間預言し、二人の証人が殺されるが生き返る(11:1-14)
(7) 第七のラッパ(第三の災い):この世の国はわれらの主、メシアのものとなった。天の神殿が開かれ、契約の箱が見える。地震と大粒の雹が降った。(11:15-19)
最後の七つの災い 神の怒りが極みに達する。七つの鉢(15章-16章)
(1) 第一の鉢:獣のしるしを付ける者、獣の像を拝む者に悪性のはれ物ができる(16:2)
(2) 第二の鉢:海が死人の血のようになって海の生物がみんな死ぬ(16:3)
(3) 第三の鉢:川と水の源の水が血に変わる(16:4-7)
(4) 第四の鉢:人間が太陽の火で焼かれる。それでも神を冒涜し、悔い改めない(16:8-9)
(5) 第五の鉢:獣の国が闇におおわれる。激しい苦痛(16:10-11)
(6) 第六の鉢:しるしを行う3匹の悪霊、ハルマゲドンに王を集める(16:12-16)
(7) 第七の鉢:大地震 島も山も消える(16:17-21)

第9章1節-12節 第七の封印>第五のラッパ(第一の災い)

 2017年7月8日に心の神様からの助言で整理している。
 ヨハネの黙示録はホピの預言に通じるところがある
 2017年7月6日(木)、『ホピの預言「青い星のカチーナ」とベテルギウス』をまとめて、
 2017年7月8日に「神様の臨在場所〜天はどこにあるのか?高天原は?」というメルマガを発行している。
 『ヨハネの黙示録』の整理はこの延長線上のものだ。

〔09:01〕第五の天使がラッパを吹いた。
 すると、一つの星が天から地上へ落ちて来るのが見えた。この星に、底なしの淵に通じる穴を開く鍵が与えられ、〔09:02〕それが底なしの淵の穴を開くと、大きなかまどから出るような煙が穴から立ち上り、太陽も空も穴からの煙のために暗くなった。 〔09:03〕そして、煙の中から、いなごの群れが地上へ出て来た。このいなごには、地に住むさそりが持っているような力が与えられた。 〔09:04〕いなごは、地や草やどんな青物も、またどんな木も損なってはならないが、ただ、額に神の刻印を押されていない人には害を加えてもよい、と言い渡された。 〔09:05〕殺してはいけないが、五か月の間、苦しめることは許されたのである。いなごが与える苦痛は、さそりが人を刺したときの苦痛のようであった。 〔09:06〕この人々は、その期間、死にたいと思っても死ぬことができず、切に死を望んでも、死の方が逃げて行く。 〔09:07〕さて、いなごの姿は、出陣の用意を整えた馬に似て、頭には金の冠に似たものを着け、顔は人間の顔のようであった。 〔09:08〕また、髪は女の髪のようで、歯は獅子の歯のようであった。 〔09:09〕また、胸には鉄の胸当てのようなものを着け、その羽の音は、多くの馬に引かれて戦場に急ぐ戦車の響きのようであった。 〔09:10〕更に、さそりのように、尾と針があって、この尾には、五か月の間、人に害を加える力があった。 〔09:11〕いなごは、底なしの淵の使いを王としていただいている。その名は、ヘブライ語でアバドンといい、ギリシア語の名はアポリオンという。  〔09:12〕第一の災いが過ぎ去った。
 見よ、この後、更に二つの災いがやって来る。

第9章13節-第11章14節 第七の封印>第六のラッパ(第二の災い)

〔09:13〕第六の天使がラッパを吹いた。
 すると、神の御前にある金の祭壇の四本の角から一つの声が聞こえた。 〔09:14〕その声は、ラッパを持っている第六の天使に向かってこう言った。
「大きな川、ユーフラテスのほとりにつながれている四人の天使を放してやれ。」
〔09:15〕四人の天使は、人間の三分の一を殺すために解き放された。この天使たちは、その年、その月、その日、その時間のために用意されていたのである。 〔09:16〕その騎兵の数は二億、わたしはその数を聞いた。 〔09:17〕わたしは幻の中で馬とそれに乗っている者たちを見たが、その様子はこうであった。彼らは、炎、紫、および硫黄の色の胸当てを着けており、馬の頭は獅子の頭のようで、口からは火と煙と硫黄とを吐いていた。 〔09:18〕その口から吐く火と煙と硫黄、この三つの災いで人間の三分の一が殺された。 〔09:19〕馬の力は口と尾にあって、尾は蛇に似て頭があり、この頭で害を加えるのである。 〔09:20〕これらの災いに遭っても殺されずに残った人間は、自分の手で造ったものについて悔い改めず、なおも、悪霊どもや、金、銀、銅、石、木それぞれで造った偶像を礼拝することをやめなかった。このような偶像は、見ることも、聞くことも、歩くこともできないものである。 〔09:21〕また彼らは人を殺すこと、まじない、みだらな行い、盗みを悔い改めなかった。

〔10:01〕わたしはまた、もう一人の力強い天使が、雲を身にまとい、天から降って来るのを見た。頭には虹をいただき、顔は太陽のようで、足は火の柱のようであり、 〔10:02〕手には開いた小さな巻物を持っていた。そして、右足で海を、左足で地を踏まえて、 〔10:03〕獅子がほえるような大声で叫んだ。天使が叫んだとき、七つの雷がそれぞれの声で語った。 〔10:04〕七つの雷が語ったとき、わたしは書き留めようとした。すると、天から声があって、
「七つの雷が語ったことは秘めておけ。それを書き留めてはいけない」
 と言うのが聞こえた。
〔10:05〕すると、海と地の上に立つのをわたしが見たあの天使が、右手を天に上げ、 〔10:06〕世々限りなく生きておられる方にかけて誓った。すなわち、天とその中にあるもの、地とその中にあるもの、海とその中にあるものを創造された方にかけてこう誓った。
「もはや時がない。 〔10:07〕第七の天使がラッパを吹くとき、神の秘められた計画が成就する。それは、神が御自分の僕である預言者たちに良い知らせとして告げられたとおりである。」
〔10:08〕すると、天から聞こえたあの声が、再びわたしに語りかけて、こう言った。
「さあ行って、海と地の上に立っている天使の手にある、開かれた巻物を受け取れ。」
〔10:09〕そこで、天使のところへ行き、
「その小さな巻物をください」
 と言った。すると、天使はわたしに言った。
「受け取って、食べてしまえ。それは、あなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い。」
〔10:10〕わたしは、その小さな巻物を天使の手から受け取って、食べてしまった。それは、口には蜜のように甘かったが、食べると、わたしの腹は苦くなった。 〔10:11〕すると、わたしにこう語りかける声が聞こえた。
「あなたは、多くの民族、国民、言葉の違う民、また、王たちについて、再び預言しなければならない。」

〔11:01〕それから、わたしは杖のような物差しを与えられて、こう告げられた。
「立って神の神殿と祭壇とを測り、また、そこで礼拝している者たちを数えよ。〔11:02〕しかし、神殿の外の庭はそのままにしておけ。測ってはいけない。そこは異邦人に与えられたからである。彼らは、四十二か月の間、この聖なる都を踏みにじるであろう。 〔11:03〕わたしは、自分の二人の証人に粗布をまとわせ、千二百六十日の間、預言させよう。」
〔11:04〕この二人の証人とは、地上の主の御前に立つ二本のオリーブの木、また二つの燭台である。 〔11:05〕この二人に害を加えようとする者があれば、彼らの口から火が出て、その敵を滅ぼすであろう。この二人に害を加えようとする者があれば、必ずこのように殺される。 〔11:06〕彼らには、預言をしている間ずっと雨が降らないように天を閉じる力がある。また、水を血に変える力があって、望みのままに何度でも、あらゆる災いを地に及ぼすことができる。 〔11:07〕二人がその証しを終えると、一匹の獣が、底なしの淵から上って来て彼らと戦って勝ち、二人を殺してしまう。 〔11:08〕彼らの死体は、たとえてソドムとかエジプトとか呼ばれる大きな都の大通りに取り残される。この二人の証人の主も、その都で十字架につけられたのである。 〔11:09〕さまざまの民族、種族、言葉の違う民、国民に属する人々は、三日半の間、彼らの死体を眺め、それを墓に葬ることは許さないであろう。 〔11:10〕地上の人々は、彼らのことで大いに喜び、贈り物をやり取りするであろう。この二人の預言者は、地上の人々を苦しめたからである。 〔11:11〕三日半たって、命の息が神から出て、この二人に入った。彼らが立ち上がると、これを見た人々は大いに恐れた。 〔11:12〕二人は、天から大きな声があって、
「ここに上って来い」
 と言うのを聞いた。そして雲に乗って天に上った。彼らの敵もそれを見た。 〔11:13〕そのとき、大地震が起こり、都の十分の一が倒れ、この地震のために七千人が死に、残った人々は恐れを抱いて天の神の栄光をたたえた。
 〔11:14〕第二の災いが過ぎ去った。見よ、第三の災いが速やかにやって来る。

 第11章3節「千二百六十日の間」、第11章2節の「42か月」と同じ期間を表します。
 同じ期間を表しながらも、千二百六十日は、圧迫、迫害される神の民の側を述べる際に使われ、同じ期間を表す42か月は、悪人の神の民を圧迫、迫害する期間として用いられます。

第11章15節-第16章17節 第七の封印>第七のラッパ(第三の災い)

〔11:15〕さて、第七の天使がラッパを吹いた。
 すると、天にさまざまな大声があって、こう言った。
「この世の国は、我らの主と、そのメシアのものとなった。主は世々限りなく統治される。」
〔11:16〕神の御前で、座に着いていた二十四人の長老は、ひれ伏して神を礼拝し、 〔11:17〕こう言った。
「今おられ、かつておられた方、全能者である神、主よ、感謝いたします。大いなる力を振るって統治されたからです。 〔11:18〕異邦人たちは怒り狂い、あなたも怒りを現された。死者の裁かれる時が来ました。あなたの僕、預言者、聖なる者、御名を畏れる者には、小さな者にも大きな者にも報いをお与えになり、地を滅ぼす者どもを滅ぼされる時が来ました。」
〔11:19〕そして、天にある神の神殿が開かれて、その神殿の中にある契約の箱が見え、稲妻、さまざまな音、雷、地震が起こり、大粒の雹が降った。
〔12:01〕また、天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。 〔12:02〕女は身ごもっていたが、子を産む痛みと苦しみのため叫んでいた。 〔12:03〕また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、火のように赤い大きな竜である。これには七つの頭と十本の角があって、その頭に七つの冠をかぶっていた。 〔12:04〕竜の尾は、天の星の三分の一を掃き寄せて、地上に投げつけた。そして、竜は子を産もうとしている女の前に立ちはだかり、産んだら、その子を食べてしまおうとしていた。 〔12:05〕女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖ですべての国民を治めることになっていた。子は神のもとへ、その玉座へ引き上げられた。 〔12:06〕女は荒れ野へ逃げ込んだ。そこには、この女が千二百六十日の間養われるように、神の用意された場所があった。 〔12:07〕さて、天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑んだのである。竜とその使いたちも応戦したが、 〔12:08〕勝てなかった。そして、もはや天には彼らの居場所がなくなった。 〔12:09〕この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。地上に投げ落とされたのである。その使いたちも、もろともに投げ落とされた。 〔12:10〕わたしは、天で大きな声が次のように言うのを、聞いた。
「今や、我々の神の救いと力と支配が現れた。神のメシアの権威が現れた。我々の兄弟たちを告発する者、昼も夜も我々の神の御前で彼らを告発する者が、投げ落とされたからである。 〔12:11〕兄弟たちは、小羊の血と自分たちの証しの言葉とで、彼に打ち勝った。彼らは、死に至るまで命を惜しまなかった。 〔12:12〕このゆえに、もろもろの天と、その中に住む者たちよ、喜べ。地と海とは不幸である。悪魔は怒りに燃えて、お前たちのところへ降って行った。残された時が少ないのを知ったからである。」
〔12:13〕竜は、自分が地上へ投げ落とされたと分かると、男の子を産んだ女の後を追った。 〔12:14〕しかし、女には大きな鷲の翼が二つ与えられた。荒れ野にある自分の場所へ飛んで行くためである。女はここで、蛇から逃れて、一年、その後二年、またその後半年の間、養われることになっていた。 〔12:15〕蛇は、口から川のように水を女の後ろに吐き出して、女を押し流そうとした。 〔12:16〕しかし、大地は女を助け、口を開けて、竜が口から吐き出した川を飲み干した。 〔12:17〕竜は女に対して激しく怒り、その子孫の残りの者たち、すなわち、神の掟を守り、イエスの証しを守りとおしている者たちと戦おうとして出て行った。 〔12:18〕そして、竜は海辺の砂の上に立った。
〔13:01〕わたしはまた、一匹の獣が海の中から上って来るのを見た。これには十本の角と七つの頭があった。それらの角には十の王冠があり、頭には神を冒涜するさまざまの名が記されていた。 〔13:02〕わたしが見たこの獣は、豹に似ており、足は熊の足のようで、口は獅子の口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と王座と大きな権威とを与えた。 〔13:03〕この獣の頭の一つが傷つけられて、死んだと思われたが、この致命的な傷も治ってしまった。そこで、全地は驚いてこの獣に服従した。 〔13:04〕竜が自分の権威をこの獣に与えたので、人々は竜を拝んだ。人々はまた、この獣をも拝んでこう言った。
「だれが、この獣と肩を並べることができようか。だれが、この獣と戦うことができようか。」
〔13:05〕この獣にはまた、大言と冒涜の言葉を吐く口が与えられ、四十二か月の間、活動する権威が与えられた。 〔13:06〕そこで、獣は口を開いて神を冒涜し、神の名と神の幕屋、天に住む者たちを冒涜した。 〔13:07〕獣は聖なる者たちと戦い、これに勝つことが許され、また、あらゆる種族、民族、言葉の違う民、国民を支配する権威が与えられた。 〔13:08〕地上に住む者で、天地創造の時から、屠られた小羊の命の書にその名が記されていない者たちは皆、この獣を拝むであろう。 〔13:09〕耳ある者は、聞け。 〔13:10〕捕らわれるべき者は、捕らわれて行く。剣で殺されるべき者は、剣で殺される。ここに、聖なる者たちの忍耐と信仰が必要である。 〔13:11〕わたしはまた、もう一匹の獣が地中から上って来るのを見た。この獣は、小羊の角に似た二本の角があって、竜のようにものを言っていた。 〔13:12〕この獣は、先の獣が持っていたすべての権力をその獣の前で振るい、地とそこに住む人々に、致命的な傷が治ったあの先の獣を拝ませた。 〔13:13〕そして、大きなしるしを行って、人々の前で天から地上へ火を降らせた。 〔13:14〕更に、先の獣の前で行うことを許されたしるしによって、地上に住む人々を惑わせ、また、剣で傷を負ったがなお生きている先の獣の像を造るように、地上に住む人に命じた。 〔13:15〕第二の獣は、獣の像に息を吹き込むことを許されて、獣の像がものを言うことさえできるようにし、獣の像を拝もうとしない者があれば、皆殺しにさせた。 〔13:16〕また、小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。 〔13:17〕そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。 〔13:18〕ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。
〔14:01〕また、わたしが見ていると、見よ、小羊がシオンの山に立っており、小羊と共に十四万四千人の者たちがいて、その額には小羊の名と、小羊の父の名とが記されていた。 〔14:02〕わたしは、大水のとどろくような音、また激しい雷のような音が天から響くのを聞いた。わたしが聞いたその音は、琴を弾く者たちが竪琴を弾いているようであった。 〔14:03〕彼らは、玉座の前、また四つの生き物と長老たちの前で、新しい歌のたぐいをうたった。この歌は、地上から贖われた十四万四千人の者たちのほかは、覚えることができなかった。 〔14:04〕彼らは、女に触れて身を汚したことのない者である。彼らは童貞だからである。この者たちは、小羊の行くところへは、どこへでも従って行く。この者たちは、神と小羊に献げられる初穂として、人々の中から贖われた者たちで、 〔14:05〕その口には偽りがなく、とがめられるところのない者たちである。 〔14:06〕わたしはまた、別の天使が空高く飛ぶのを見た。この天使は、地上に住む人々、あらゆる国民、種族、言葉の違う民、民族に告げ知らせるために、永遠の福音を携えて来て、 〔14:07〕大声で言った。
「神を畏れ、その栄光をたたえなさい。神の裁きの時が来たからである。天と地、海と水の源を創造した方を礼拝しなさい。」
〔14:08〕また、別の第二の天使が続いて来て、こう言った。
「倒れた。大バビロンが倒れた。怒りを招くみだらな行いのぶどう酒を、諸国の民に飲ませたこの都が。」
〔14:09〕また、別の第三の天使も続いて来て、大声でこう言った。
「だれでも、獣とその像を拝み、額や手にこの獣の刻印を受ける者があれば、 〔14:10〕その者自身も、神の怒りの杯に混ぜものなしに注がれた、神の怒りのぶどう酒を飲むことになり、また、聖なる天使たちと小羊の前で、火と硫黄で苦しめられることになる。 〔14:11〕その苦しみの煙は、世々限りなく立ち上り、獣とその像を拝む者たち、また、だれでも獣の名の刻印を受ける者は、昼も夜も安らぐことはない。」
〔14:12〕ここに、神の掟を守り、イエスに対する信仰を守り続ける聖なる者たちの忍耐が必要である。 〔14:13〕また、わたしは天からこう告げる声を聞いた。
「書き記せ。『今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いである』と。」
“霊”も言う。
「然り。彼らは労苦を解かれて、安らぎを得る。その行いが報われるからである。」
〔14:14〕また、わたしが見ていると、見よ、白い雲が現れて、人の子のような方がその雲の上に座っており、頭には金の冠をかぶり、手には鋭い鎌を持っておられた。 〔14:15〕すると、別の天使が神殿から出て来て、雲の上に座っておられる方に向かって大声で叫んだ。
「鎌を入れて、刈り取ってください。刈り入れの時が来ました。地上の穀物は実っています。」
〔14:16〕そこで、雲の上に座っておられる方が、地に鎌を投げると、地上では刈り入れが行われた。 〔14:17〕また、別の天使が天にある神殿から出て来たが、この天使も手に鋭い鎌を持っていた。 〔14:18〕すると、祭壇のところから、火をつかさどる権威を持つ別の天使が出て来て、鋭い鎌を持つ天使に大声でこう言った。
「その鋭い鎌を入れて、地上のぶどうの房を取り入れよ。ぶどうの実は既に熟している。」
〔14:19〕そこで、その天使は、地に鎌を投げ入れて地上のぶどうを取り入れ、これを神の怒りの大きな搾り桶に投げ入れた。 〔14:20〕搾り桶は、都の外で踏まれた。すると、血が搾り桶から流れ出て、馬のくつわに届くほどになり、千六百スタディオンにわたって広がった。

〔15:01〕わたしはまた、天にもう一つの大きな驚くべきしるしを見た。七人の天使最後の七つの災いを携えていた。これらの災いで、神の怒りがその極みに達するのである。 〔15:02〕わたしはまた、火が混じったガラスの海のようなものを見た。更に、獣に勝ち、その像に勝ち、またその名の数字に勝った者たちを見た。彼らは神の竪琴を手にして、このガラスの海の岸に立っていた。 〔15:03〕彼らは、神の僕モーセの歌と小羊の歌とをうたった。
「全能者である神、主よ、あなたの業は偉大で、驚くべきもの。諸国の民の王よ、あなたの道は正しく、また、真実なもの。 〔15:04〕主よ、だれがあなたの名を畏れず、たたえずにおられましょうか。聖なる方は、あなただけ。すべての国民が、来て、あなたの前にひれ伏すでしょう。あなたの正しい裁きが、明らかになったからです。」
〔15:05〕この後、わたしが見ていると、天にある証しの幕屋の神殿が開かれた。 〔15:06〕そして、この神殿から、七つの災いを携えた七人の天使が出て来た。天使たちは、輝く清い亜麻布の衣を着て、胸に金の帯を締めていた。 〔15:07〕そして、四つの生き物の中の一つが、世々限りなく生きておられる神の怒りが盛られた七つの金の鉢を、この七人の天使に渡した。 〔15:08〕この神殿は、神の栄光とその力とから立ち上る煙で満たされ、七人の天使の七つの災いが終わるまでは、だれも神殿の中に入ることができなかった。
〔16:01〕また、わたしは大きな声が神殿から出て、七人の天使にこう言うのを聞いた。
「行って、七つの鉢に盛られた神の怒りを地上に注ぎなさい。」
〔16:02〕そこで、第一の天使が出て行って、その鉢の中身を地上に注ぐと、獣の刻印を押されている人間たち、また、獣の像を礼拝する者たちに悪性のはれ物ができた。 〔16:03〕第二の天使が、その鉢の中身を海に注ぐと、海は死人の血のようになって、その中の生き物はすべて死んでしまった。 〔16:04〕第三の天使が、その鉢の中身を川と水の源に注ぐと、水は血になった。 〔16:05〕そのとき、わたしは水をつかさどる天使がこう言うのを聞いた。
「今おられ、かつておられた聖なる方、あなたは正しい方です。このような裁きをしてくださったからです。 〔16:06〕この者どもは、聖なる者たちと預言者たちとの血を流しましたが、あなたは彼らに血をお飲ませになりました。それは当然なことです。」
〔16:07〕わたしはまた、祭壇がこう言うのを聞いた。
「然り、全能者である神、主よ、あなたの裁きは真実で正しい。」
〔16:08〕第四の天使が、その鉢の中身を太陽に注ぐと、太陽は人間を火で焼くことを許された。 〔16:09〕人間は、激しい熱で焼かれ、この災いを支配する権威を持つ神の名を冒涜した。そして、悔い改めて神の栄光をたたえることをしなかった。 〔16:10〕第五の天使が、その鉢の中身を獣の王座に注ぐと、獣が支配する国は闇に覆われた。人々は苦しみもだえて自分の舌をかみ、 〔16:11〕苦痛とはれ物のゆえに天の神を冒涜し、その行いを悔い改めようとはしなかった。 〔16:12〕第六の天使が、その鉢の中身を大きな川、ユーフラテスに注ぐと、川の水がかれて、日の出る方角から来る王たちの道ができた。 〔16:13〕わたしはまた、竜の口から、獣の口から、そして、偽預言者の口から、蛙のような汚れた三つの霊が出て来るのを見た。 〔16:14〕これはしるしを行う悪霊どもの霊であって、全世界の王たちのところへ出て行った。それは、全能者である神の大いなる日の戦いに備えて、彼らを集めるためである。 〔16:15〕――見よ、わたしは盗人のように来る。裸で歩くのを見られて恥をかかないように、目を覚まし、衣を身に着けている人は幸いである。―― 〔16:16〕汚れた霊どもは、ヘブライ語で「ハルマゲドン」と呼ばれる所に、王たちを集めた。 〔16:17〕第七の天使が、その鉢の中身を空中に注ぐと、神殿の玉座から大声が聞こえ、
「事は成就した」
 と言った。

 〔16:18〕そして、稲妻、さまざまな音、雷が起こり、また、大きな地震が起きた。それは、人間が地上に現れて以来、いまだかつてなかったほどの大地震であった。 〔16:19〕あの大きな都が三つに引き裂かれ、諸国の民の方々の町が倒れた。神は大バビロンを思い出して、御自分の激しい怒りのぶどう酒の杯をこれにお与えになった。 〔16:20〕すべての島は逃げ去り、山々も消えうせた。 〔16:21〕一タラントンの重さほどの大粒の雹が、天から人々の上に降った。人々は雹の害を受けたので、神を冒涜した。その被害があまりにも甚だしかったからである。  〔17:01〕さて、七つの鉢を持つ七人の天使の一人が来て、わたしに語りかけた。
「ここへ来なさい。多くの水の上に座っている大淫婦に対する裁きを見せよう。 〔17:02〕地上の王たちは、この女とみだらなことをし、地上に住む人々は、この女のみだらな行いのぶどう酒に酔ってしまった。」
〔17:03〕そして、この天使は“霊”に満たされたわたしを荒れ野に連れて行った。わたしは、赤い獣にまたがっている一人の女を見た。この獣は、全身至るところ神を冒涜する数々の名で覆われており、七つの頭と十本の角があった。 〔17:04〕女は紫と赤の衣を着て、金と宝石と真珠で身を飾り、忌まわしいものや、自分のみだらな行いの汚れで満ちた金の杯を手に持っていた。 〔17:05〕その額には、秘められた意味の名が記されていたが、それは、「大バビロン、みだらな女たちや、地上の忌まわしい者たちの母」という名である。 〔17:06〕わたしは、この女が聖なる者たちの血と、イエスの証人たちの血に酔いしれているのを見た。この女を見て、わたしは大いに驚いた。〔17:07〕すると、天使がわたしにこう言った。
「なぜ驚くのか。わたしは、この女の秘められた意味と、女を乗せた獣、七つの頭と十本の角がある獣の秘められた意味とを知らせよう。 〔17:08〕あなたが見た獣は以前はいたが、今はいない。やがて底なしの淵から上って来るが、ついには滅びてしまう。地上に住む者で、天地創造の時から命の書にその名が記されていない者たちは、以前いて今はいないこの獣が、やがて来るのを見て驚くであろう。 〔17:09〕ここに、知恵のある考えが必要である。七つの頭とは、この女が座っている七つの丘のことである。そして、ここに七人の王がいる。 〔17:10〕五人は既に倒れたが、一人は今王の位についている。他の一人は、まだ現れていないが、この王が現れても、位にとどまるのはごく短い期間だけである。 〔17:11〕以前いて、今はいない獣は、第八の者で、またそれは先の七人の中の一人なのだが、やがて滅びる。 〔17:12〕また、あなたが見た十本の角は、十人の王である。彼らはまだ国を治めていないが、ひとときの間、獣と共に王の権威を受けるであろう。 〔17:13〕この者どもは、心を一つにしており、自分たちの力と権威を獣にゆだねる。 〔17:14〕この者どもは小羊と戦うが、小羊は主の主、王の王だから、彼らに打ち勝つ。小羊と共にいる者、召された者、選ばれた者、忠実な者たちもまた、勝利を収める。」
〔17:15〕天使はまた、わたしに言った。
「あなたが見た水、あの淫婦が座っている所は、さまざまの民族、群衆、国民、言葉の違う民である。 〔17:16〕また、あなたが見た十本の角とあの獣は、この淫婦を憎み、身に着けた物をはぎ取って裸にし、その肉を食い、火で焼き尽くすであろう。 〔17:17〕神の言葉が成就するときまで、神は彼らの心を動かして御心を行わせ、彼らが心を一つにして、自分たちの支配権を獣に与えるようにされたからである。 〔17:18〕あなたが見た女とは、地上の王たちを支配しているあの大きな都のことである。」
〔18:01〕その後、わたしは、大きな権威を持っている別の天使が、天から降って来るのを見た。地上はその栄光によって輝いた。 〔18:02〕天使は力強い声で叫んだ。
「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、そこは悪霊どもの住みか、
あらゆる汚れた霊の巣窟、
あらゆる汚れた鳥の巣窟、
あらゆる汚れた忌まわしい獣の巣窟となった。
〔18:03〕すべての国の
怒りを招く彼女のみだらな行いのぶどう酒を飲み、
地上の王たちは、彼女とみだらなことをし、
地上の商人たちは、
彼女の豪勢なぜいたくによって
富を築いたからである。」
〔18:04〕わたしはまた、天から別の声がこう言うのを聞いた。
「わたしの民よ、彼女から離れ去れ。その罪に加わったり、 その災いに巻き込まれたりしないようにせよ。 〔18:05〕彼女の罪は積み重なって天にまで届き、 神はその不義を覚えておられるからである。 〔18:06〕彼女がしたとおりに、 彼女に仕返しせよ、
彼女の仕業に応じ、倍にして返せ。彼女が注いだ杯に、
その倍も注いでやれ。 〔18:07〕彼女がおごり高ぶって、
ぜいたくに暮らしていたのと、
同じだけの苦しみと悲しみを、
彼女に与えよ。彼女は心の中でこう言っているからである。『わたしは、女王の座に着いており、 やもめなどではない。決して悲しい目に遭いはしない。』 〔18:08〕それゆえ、一日のうちに、さまざまの災いが、
死と悲しみと飢えとが彼女を襲う。また、彼女は火で焼かれる。彼女を裁く神は、 力ある主だからである。」
〔18:09〕彼女とみだらなことをし、ぜいたくに暮らした地上の王たちは、彼女が焼かれる煙を見て、そのために泣き悲しみ、 〔18:10〕彼女の苦しみを見て恐れ、遠くに立ってこう言う。
「不幸だ、不幸だ、大いなる都、
強大な都バビロン、
お前は、ひとときの間に裁かれた。」
〔18:11〕地上の商人たちは、彼女のために泣き悲しむ。もはやだれも彼らの商品を買う者がないからである。 〔18:12〕その商品とは、金、銀、宝石、真珠、麻の布、紫の布、絹地、赤い布、あらゆる香ばしい木と象牙細工、そして、高価な木材や、青銅、鉄、大理石などでできたあらゆる器、 〔18:13〕肉桂、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、麦粉、小麦、家畜、羊、馬、馬車、奴隷、人間である。
〔18:14〕お前の望んでやまない果物は、
お前から遠のいて行き、
華美な物、きらびやかな物はみな、
お前のところから消えうせて、
もはや決して見られない。
〔18:15〕このような商品を扱って、彼女から富を得ていた商人たちは、彼女の苦しみを見て恐れ、遠くに立って、泣き悲しんで、 〔18:16〕こう言う。
「不幸だ、不幸だ、大いなる都、
麻の布、また、紫の布や赤い布をまとい、
金と宝石と真珠の飾りを着けた都。 〔18:17〕あれほどの富が、ひとときの間に、
みな荒れ果ててしまうとは。」また、すべての船長、沿岸を航海するすべての者、船乗りたち、海で働いているすべての者たちは、遠くに立ち、 〔18:18〕彼女が焼かれる煙を見て、「これほど大きい都がほかにあっただろうか」
 と叫んだ。 〔18:19〕彼らは頭に塵をかぶり、泣き悲しんで、こう叫んだ。
「不幸だ、不幸だ、大いなる都、
海に船を持つ者が皆、
この都で、高価な物を取り引きし、